【知っておきたい】シンガポールのゴミ分別&廃棄物処理事情

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おじゃ

こんにちは、おじゃです。シンガポールで夫と2人暮らしをしています🏠

シンガポールで生活していると気になるのが、ゴミの分別。シンガポールといえば「ポイ捨て=罰金」「街がいつも清潔」というイメージが強いですよね。

でも実際に住んでみると、ゴミの分別ルールは日本ほど細かくないし、何ならけっこうゆるいんじゃない?😗と思うことも…

この記事ではシンガポールのゴミ分別ルール・捨て方の基本から、その裏で進んでいる廃棄物処理の仕組みと社会課題までを、まとめました🖊

目次

結論:
シンガポールのゴミ分別は「ゆるい」けれど、背景には大きな課題が。

結論をまとめたものが以下です。

  • 家庭ゴミの分別は、ざっくり「一般ゴミ」と「リサイクルごみ」の2区分のみ(日本のように細かく分けません)
  • 家庭のリサイクル率は2024年で12%と低水準で、政府も問題視している状況
  • 焼却灰の最終処分場「Semakau島」は、このペースだと2035年に満杯になる見込み
  • 2026年からは飲料容器のデポジット制度(BCRS)もスタート

つまり、「ルールはゆるいけど、社会全体としては待ったなしの状況」というのが、いまのシンガポールのゴミ事情のようです👀

シンガポールのゴミ分別ルールの基本

ゴミ分別については、以下記事でわかりやすく紹介されていました👇よろしければご覧ください。

こちらの記事でも簡単に記載します。

一般ゴミ:ダストシュートにポイっとそのまま

シンガポールの集合住宅(HDB・コンドミニアム)では、各階の共用部や室内に「ダストシュート(rubbish chute)」が設置されているのが一般的です。

古いHDBではキッチン内に直接シュートがあり、新しいBTO(新築HDB)やコンドではフロアごとの共用ゴミ室にシュートがあるパターンが多めです。このシュートにそのまま袋に入れた一般ゴミを投入すれば、地階のゴミ収集ポイントに集約されます。一部の新しい街区では、地下を時速80km/hで空気輸送する自動収集システム(PWCS)まで導入されているんだとか😮(引用元:Mothership)

【ポイント】
・専用ゴミ袋の指定はなし
・燃える/燃えないの分別もなし
粗大ゴミ・電子機器・刃物は投入NG

おじゃ

ゴミ出しのためにフロアを移動する必要がないことや、分別がほぼないのは、非常に生活しやすいです!😂

リサイクルごみ:「ブルーボックス」にまとめてポン

シンガポールでは、すべてのHDB街区・コンド・戸建てに青いリサイクル箱(通称ブルーボックス/ブルービン)が設置されています(引用元:日経新聞)。

  • 紙・プラスチック・金属・ガラスを1つの箱にまとめて入れてOK
  • 種類ごとに分ける必要なし
  • 中身は工場で機械的に選別される

・食品がついたものはNG(油まみれの容器、食べ残しのある弁当箱など)
・衣類はブルーボックスに入れない(テキスタイル専用回収へ)
・発泡スチロール、汚れた紙コップは一般ゴミ行き

実はここが大きな落とし穴で、ブルーボックスの中身の約5割が「リサイクル不可」な汚染物だと国家環境庁(NEA)も認めています(引用元:Mothership 2025)

おじゃ

「ブルーボックスに入れたから大丈夫」ではなく、キレイにしてから入れるのが大切です!

大型ゴミ:HDBとコンドで対応が異なる

HDB住民の場合

お住まいのタウンカウンシル(行政区)に連絡すれば、月3回まで無料で回収してもらえるケースが多いです(地区によって条件が異なります。また「1回につき3点まで」という個数制限があるのが一般的です)。

やってはいけないこと
HDBの共用部に勝手に大型ゴミを置き去りにする行為は、Environmental Public Health Actにより最大10,000ドルの罰金対象になります(引用元:Fast Paid Disposal SG)

コンド住民の場合

基本はマネジメントオフィスやエージェントに相談するのが一般的です。物件によってルールが違うので、引っ越したらまず確認しておくと安心です。

おじゃ

シンガポールは家電の故障が多いので、捨てる機会も意外とあるかもしれません💦我が家の家電故障奮闘記は、以下記事に記載しています👇

電子機器:ALBAの「E-waste」「E-bin」へ

2021年7月から、規制対象の電子機器(家電・電池・電球・スマホ・PCなど)はNEAが指定する「ALBA」の専用ボックスへ回収する制度がスタートしています(引用元:ALBA E-Waste)。

  • 全国に800か所以上のE-waste・E-bin(Eウェイストボックス)が設置
  • 場所はALBA公式サイトで検索ができる
    (スーパーマーケット、CC(コミュニティクラブ)、ショッピングモールなどで見かけます)
おじゃ

古くなったMRTカードやモバイルバッテリーも、対応しているE-waste、E-binに入れてOKです!
ただ回収ボックスによって回収対象が異なります💦
詳しくはALBA公式サイトをご参照ください👀

おじゃ

このほか、古着専門の回収ボックスなどもあります!

違反すると罰金:ポイ捨ては最大2,000ドル〜

シンガポールが「世界一キレイな国」と言われる理由のひとつが、強烈な罰金制度です。

違反行為罰金(初犯の例)
ポイ捨て(小さなゴミ)S$300〜(最大S$2,000)
大型ゴミの不法投棄(HDB共用部など)最大S$10,000
ガムをポイ捨てS$1,000〜(再犯はさらに高額)

「人の目」より「ルールと罰則」で街を清潔に保つ。これがシンガポール流のスタイルです⚠

おじゃ

罰金の他、ゴミ拾い奉仕活動(CWO)が科されることがあります!
目立つ蛍光ビブスを着て掃除をする方がいたら、もしかしたらその方かも🫣

ゴミはどこへ行く?シンガポールの廃棄物処理の仕組み

ここからは、捨てたゴミがその後どうなるのかを見ていきます。

① まずは焼却:4つのWTE(廃棄物発電)施設

シンガポールでは、国土が狭くて埋立地を増やせないという理由から、ほぼすべての一般廃棄物を焼却しています。現在稼働している主な施設は以下の4つ。

  • Tuas South Incineration Plant (TSIP): 国内最大規模の施設の一つ。
  • Senoko Incineration Plant: 1992年に稼働を開始し、後に民間委託
  • Keppel Seghers Tuas Waste-to-Energy Plant:
  • TuasOne Waste-to-Energy Plant: 比較的新しい施設で、高い処理能力と発電効率を備えています。

比較的最近に建設されたTuasOneは特に、以下のような”ゴミ発電(Waste-to-Energy)”をしています👀

  • 1日3,600トンのゴミを焼却可能、同時に120MWの電力を発電
    4部屋HDBフラット約24万戸分の電力に相当)
  • 焼却によりゴミの体積を最大90%削減
おじゃ

数年前までゴミ焼却炉の見学ツアーがあったようですが、現在は見つかりませんでした😣

② 焼却灰はSemakau(セマカウ)島の埋立地へ

焼却で残った灰(焼却灰)と、焼却できないゴミ(建設廃材など)は、本島から南に約8km離れたSemakau島という人工の海上埋立地に運ばれます(引用元:リンク)。ここがシンガポール唯一の最終処分場です。

Semakau島は埋立地でありながら、マングローブ林やサンゴ礁が広がる自然豊かな場所として知られています。観光ツアーも実施されていて、「ゴミの楽園(Garbage of Eden)」と呼ばれることもあるのだとか😮

ただし、大きな問題もあります。

シンガポールが抱えるゴミ処理の課題

課題①:Semakau島が2035年に満杯になる

現在のペースでゴミが捨てられ続けると、Semakau島は2035年ごろに満杯になると予測されています(引用元:MSE Parliament)。

新しい埋立地を作るには莫大なコストと環境影響評価が必要で、シンガポール政府はこれを「国家的危機」として取り組みを進めています🖊

課題②:家庭のリサイクル率が約12%

NEAが発表した最新の統計によると、2024年のシンガポールの家庭リサイクル率は約12%でした(引用元:NEA 2024 Stats)。

国全体で見ると約50%ですが、その内訳は非家庭系(オフィス・工場など)が大半を占めていて、家庭からのリサイクルは伸び悩んでいるのです。要因として指摘されているのが、

  • ブルーボックス内の約40%が食品などで汚染
  • そもそも「分別する文化」が根づいていない
  • 「コミングル方式」が便利すぎて、雑に入れがち

業界専門家からは「2030年の30%削減目標は非現実的」という厳しい声も上がっているようです…

おじゃ

分別の文化が根付いていないのは、生活者目線でも実感しています😣

課題③:「便利さ」と「使い捨て文化」の蓄積

シンガポールはホーカー文化(屋台文化)が強く、プラスチック容器・ストロー・レジ袋の消費量がとても多いことで知られています。

  • 2023年7月からスーパーのレジ袋有料化(5セント/枚)が義務化
  • 一方で、使い捨て容器の消費は依然多め

この「便利さを支えるための使い捨て」と「埋立地の限界」のせめぎ合いが、シンガポールの廃棄物問題の本質みたいです。

シンガポール政府の対応

Beverage Container Return Scheme(BCRS)が2026年4月スタート!

2026年4月1日から、150ml〜3000mlのプラスチック・金属製の飲料容器に10セントのデポジットが上乗せされるようになりました(ガラス瓶は対象外)。

ただ専用のマシン”Reverse Vending Machine(RVM)”に容器を返却すれば10セントが戻ってくる仕組みです。移行期間は2026年9月30日まで、完全実施は2026年10月1日からを予定しています。

おじゃ

移行期間ということもあり、26年5月現在、まだデポジットの飲料容器に遭遇していません😣でもネットには「使ってみた」という声もチラホラ。
私も使ってみたら、改めて記事にまとめてみます~!

拡大生産者責任(EPR):電子機器・包装プラ

すでに電子機器ではALBAによる回収制度がスタートしていますが、今後は包装プラスチックや繊維製品にもEPRが拡大していく見込みです。

作った人が、最後まで責任を持つ」という発想で、メーカー側にも回収・リサイクルの義務が課される流れになっています。

私たちにできること(在住者/旅行者)

在住者ができること

  • 食品がついた容器は、潔く一般ゴミに(無理にリサイクルに混ぜない)
  • 古い家電・電池・電球は、ALBAのE-binを活用(ALBA公式サイトで位置検索可能)
  • 古着はテキスタイル専用回収へ
  • 大型ゴミはタウンカウンシル or エージェント経由

旅行者の方ができること

  • ホテルでは部屋のゴミ箱に普通に捨ててOK(分別は施設側が対応)
  • ペットボトルはなるべくマイボトル+給水スポットで代替(チャンギ空港・MRT駅・ショッピングモールに無料給水機あり)

まとめ

こちらの記事では、シンガポールのゴミ事情についてまとめてみました。

実際に住んでみると、便利さの裏側にある工夫と課題の両方が見えてきます。
シンガポールでの暮らしや旅行の合間に、ちょっとE-wasteやE-binを探してみたりすると、新しい発見があるかもしれません◎

おじゃ

できることを少しずつ、一人一人が進められたら良いですね🥲


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